lambj’s blog

計画通りできなくて、いつも道草ばかりしてるけど、発見や気づきがあるんだなぁ。

子どもの夏休み <自由研究のテーマ選びと準備編>

我が家のように共働きでなくても、夏休みの宿題は親にとっての頭の痛い宿題ですよね。

小学校5年の息子が通う学校では、夏休みだけれど宿題がたっぷり出ます。

ダラダラしているのを見るとこちらがハラハラしてしまいます。

 

一人でなんでもできる子もいるだろうけど、うちは違います。

息子の発想力や「やってみたい」という気力や気持ちを引き上げるために、種まきをする必要があるんです。これが本当に大変。

好き嫌いがはっきりしている性格なので、読書感想文などは頭痛の種です。

ただし、自由研究は息子が楽しみにしている唯一の宿題。

好きなことをするためのサポートは楽しいですね。

 

<自由研究のテーマを絞る>

息子の学校では自由研究は5年生からの宿題なので1年も前から楽しみしていました。

やりたいことは「ポップコーンを太陽光で作る」というもの。

これは我が家で定期購読している「読売 KODOMO新聞」の漫画に描いてあったもので、来年はこれをやるんだ!とずっと言っていました。

でも、結局は学校に提出するレポートとは別にやりたいというので別のテーマを選ぶのに図書館の本を参考にしました。

 

7月に入ってすぐに図書館で自由研究の本を3冊ほど借りました。

※7月後半以降は、自由研究の本はみんな借りられてしまって在庫がなくなるようです。

・レポートの書き方、まとめ方の本

・実験の実例集など数冊

沢山の本がありますが、以下のような基準で借りてみました。

・表紙などシンプルなもの(子どものイメージを固定化したくなかったので)

・発想を掻き立てるもの

・応用ができるもの

・実験だけで終わらないもの(レポートや考え方も書いてあるもの)

 

レポートの書き方は実験方法とは別の参考書を借りました。

理科の自由研究のまとめ方〈基本編〉 (やさしい科学)

 

この本、私も子どものころに知りたかった!

学生や社会人になっても役に立つと思うような内容です。

思いつきでやっていくと、結局本来の目的が不明瞭になってしまい、内容が浅くなってしまうのは仕事でも勉強でも同じです。

道筋の付け方、まとめ方は、自由研究から学べるんですね。

私の小学生時代は「自由」そのもので親からのサポートもなく、本当にあさ~~~~い

ものでした。

自由研究って面倒くさいだけだったけど、こうしてサポートする側になってみると

すごく大切なことが学べる機会であると改めて感じます。

 

いっしょに子供とこの本読み進めると、あるワンフレーズを子どもがハッと思い出しように言いました。

観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)し、考察(こうさつ)する。」

 

!!!

 

NHKの「考えるカラス」という科学番組の冒頭で語られるフレーズです。

実際にこれをやるんだなぁ~って誇らしげです。

 

実験のテーマを選ぶために借りた本(下記)は中学生用でしたが、すごくお勧めです。

どの実験も興味深くて高学年の小学生~大人まで楽しくて役に立つような内容でした。

 

目次をみているだけで「へー!」「どうやってやるの?」「そんなことわかるの?」と二人でワイワイ言いながら絞り込み。宿題ではなくてもやりたくなるようなテーマばかりでした。

小学生の高学年で理科好きのお子さんなら問題なく楽しめる本だと思います。

息子はどれもやりたいものばかりで、目を輝かせて楽しみながら悩んでました。

中学生の理科自由研究 完全版―レポートの実例&発展研究つき (学研の自由研究) (学研の自由研究シリーズ)

 

中学生の理科 自由研究 チャレンジ編 改訂版 (学研の自由研究)

 今は、なんでも情報がそろっていて懇切丁寧に書いてあるものばかりなので

逆に子どもらしい発想で進めることが難しいかもしれないと思いますが、本を参考にしてやることは多忙な共働きの我が家では大変助かります。

それに、本を眺めているだけでは自由研究は進みません。

 

結局のところ次のような3つをやるだけでも子どもにとっては簡単ではありません。

★内容を決める

★やる内容に合わせたスケジュールを立てる

★必要な材料を揃える。

 

息子が決めた実験はドライアイスで雲を作る」でした。

レポートにはこの研究テーマを選んだ動機を書くので、

「お母さんが勧めた本に書いてあったから」

と書いたら嫌だなぁ、と内心思っていたのですが、息子に動機を聞いてみると

「幼稚園の時に観たNHKの科学番組<大科学実験>で雲を作っていたのを見てどうなっているのかやってみたかったんだ~♪」

と。

ほほ~、ちゃんとした動機ではないですか。しかも5年以上の前の番組!

それと、5年生の理科の授業で雲の動きついて教わっていたので、このテーマはぴったりでした。

 

***テーマが決まらない!という方は***

テーマに迷ったら1学期で習った理科の内容に関係のあるものなら、より深い学習に繋がるし、子どもにとってもやりやすいと思います。もう習っちゃったし、と思うようでも、そこからさらに発展させてみたりするのも面白いよ、と勧めてみてはいかがでしょうか。

教科書を見直してみてください。

 

<実験をやる前の下準備>

★ノート(B6サイズ)を用意

 はじめは家にあったA6のノートを渡したのですが、小さいノートだと実験の絵や、模造紙の割り付けの絵などが描き切れないとの息子の意見でB6にしました。

★実験に必要な道具をすべて書き出す

★家にあるもの、買う必要のあるものを書き出す

★買う必要のある物を買いに行く、または近くに売っていない物はどうやって入手できるかを調べる。

※模造紙を使う場合は方眼模造紙がお勧めです。百均の模造紙でもいいと思いますが、サイズにばらつきがあるので息子の学校ではNGでした。

※この実験ではドライアイスの入手方法が一番難しかったです。これについては

 また次回後述したいと思います。

★ノートに書く

 ・このテーマを選んだ動機

 ・仮説・・・うちの場合は、どんな雲ができると思うか、どんな風に雲ができるかを家族でワイワイ話しました。

 ・実験道具や入手法などをメモ書き(あとで模造紙に書くので、ここでは簡単に)

 

それでは、次回は実際に実験をする過程を書いてみたいと思います。

 

長い文章を読んでいただいてありがとうございます。